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【桜満開】栄誉あるキャップ授与式でPR仲谷「大きな財産得た」

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東京で桜(ソメイヨシノ)の満開宣言が発令された4月2日(日)、昨年ラグビー日本代表として初めてテストマッチ出場を果たした選手、いわば「桜」を咲かせた戦士たちが都内で行われたキャップ授与式に出席し(一部欠席)、一人ひとりに赤い日本代表キャップが授与されました。

 

詳しい方には説明不要ですが、代表としてテストマッチ(代表同士の国際試合。ただしテストマッチ以外でもキャップ数が加算されるケースもあり)に出場した回数を「キャップ(数)」と呼びます。テストマッチに初めて出場した選手は「初キャップ獲得」と表現され、日本代表史上最多キャップ数を誇るLO大野均選手(東芝・サンウルブズ)は現在98キャップと、100キャップ達成という偉業を目前に控えています。

 

ニュージーランド代表と日本代表のキャップホルダーであるジェイミー・ジョセフ日本代表HCも出席。「教え子」たちのキャップ授与に目を細めていました。

ニュージーランド代表と日本代表、両方のキャップホルダーであるジェイミー・ジョセフ日本代表HCも出席。「教え子」たちのキャップ授与に目を細めていました。

 

2016年に日本代表初キャップを獲得したのは45選手。スーパーラグビーのサンウルブズの活動と並行してARC(アジア・ラグビー・チャンピオンシップ)が行われたこと、また9月にジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)が就任しメンバーが一新されたこともあり、たくさんの選手がテストマッチデビューを飾った年となりました。このうち31選手が一堂に会し、家族らとともにキャップ授与の栄誉を実感していました(出席した選手のリストとコメントはこちらをご覧ください)。

 

選手を代表して挨拶するヤマハ発動機PR仲谷聖史選手。

選手を代表して挨拶するヤマハ発動機PR仲谷聖史選手。

 

PR仲谷聖史選手(ヤマハ発動機)が全員を代表してあいさつしました。

 

「日本代表という素晴らしい、誇り高い機会を与えていただきました日本ラグビーフットボール協会の関係者のみなさま、そして家族にこの場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございます。

この年齢(35歳)で日本代表という国を背負った素晴らしい夢の舞台に立たせていただいたことで、今まで忘れかけていたラグビーを始めた当初の気持ち、情熱を、今回の代表という場で思い出させてもらいました。遠征ではミレニアムスタジアム(ウェールズ代表のホーム、プリンシパリティ・スタジアム)で7万人(以上)という大観衆の中でプレーできたということは、これからも私の人生において大きな財産を得たと思います。

今後ラグビーを続けていく中で、今回このような素晴らしい機会を与えていただいた日本ラグビー界に何か自分で恩返しできないかと(考えていて)、少しずつでも自分の時間の許す限りスクールや自分の母校に行って、その素晴らしさを伝えていければと思っています。日本ラグビー界の発展、2019年に向けて貢献していければと思っています。

今2017年ですので、残された期間もわずかとなっています。自分もラグビープレーヤーとして一日一日を大切に精進して、今後の日本ラグビー界の発展に貢献していきたいと思います。

私はやはり好きでラグビーをやっているのですが、この『好き』という情熱を上げていけるようにやっていきたいと思います。

前回のワールドカップで日本代表が偉業を成し遂げましたが、日本代表が勝った(南アフリカ代表戦勝利を含め3勝1敗)ことによって日本全体のラグビー熱、話題性が上がったと思います。やはり勝たないと話題性は上がらないと思うので、自分たちが何ができるかというのをしっかり考えて自分の役割をしっかり果たしていきたいと思います。

本日はありがとうございました」

 

代表選手としての意識、使命、覚悟が強く感じられた挨拶でした。今年もARCを皮切りにテストマッチが始まります。そしてサンウルブズもまさにこの日から再始動。各選手は各チーム・カテゴリーへ戻り、2019年に向けて2015年以上に桜を咲き誇らせるための準備を進めます。

 

<取材・文・撮影/齋藤龍太郎(楕円銀河)>