ラグビーの未来は RUBGY UNLIMITED 無限に広がっている。

NTTコムSHグレイグ・レイドロー選手オンライン記者会見

元スコットランド代表キャプテンで、世界有数のSHクレイグ・レイドロー選手。プレースキックの名手でもある。 ©️Craig Watson

©️Craig Watson

 

ラグビーワールドカップ2015年大会、2019年大会で日本代表に立ちはだかったスコットランド代表。常にその中心にいたのがSHグレイグ・レイドロー選手です。

 

前者ではキャプテンとしてチームを牽引しベスト8まで進出しただけでなく大会ベストフィフティーンに選ばれる活躍を見せました。後者では日本代表戦のみゲームキャプテンとして先発したものの、日本代表に借りを返され惜敗。試合後の円陣で見せた男泣きは記憶に新しいところです。

 

日本代表の良き好敵手であり、同時に日本のファンから愛されてきたレイドロー選手が、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスへの入団記者会見をオンラインで行いました。

 

NTTコミュニケーションズのライブ配信技術を駆使した会見は現地スコットランドからでもほとんどタイムラグが発生せず、WTB山田章仁選手の軽快な司会ぶりも相まってスムーズに進行していきました。レイドロー選手は様々な質問に対してコメントしました。

 

──日本でプレーすることにどういうイメージを持っていますか?

 

「まず、交渉を始めたのは4、5ヶ月前です。重要な決断だったので時間をかけて交渉しました。合流できることを楽しみにしています。日本のラグビーは急成長を遂げています。2015年(のラグビーワールドカップ)からさらに伸びており期待しています」

 

──スコットランドでの日本ラグビーの人気はいかがですか?

 

「すごく人気があります。ワールドカップのパフォーマンスが良かったこともありますが、やはりそのラグビースタイルが人気を集めています」

 

──来日にあたって大事にしていることはありますか?

 

「スコットランドをはじめイングランド、フランスなどを渡り歩いてきましたが、行った先の文化や言語を熱心に勉強することを大事にしています。日本語を学んでから日本に渡って、しっかりパフォーマンスを上げたいと考えています」

 

──成し遂げたい目標は?

 

「チームがまだ達成できていないトップリーグのトップ4の壁を破ることです。コンスタントにトップ4に入ることで、その先にトップリーグの優勝が見えてきます」

 

──昨季まで所属していたTOP14のクレルモン・オーヴェルニュに松島幸太朗選手が移籍しました。アドバイスがあればお願いします。

 

「3年間在籍しましたが、素晴らしいチームです。フランスでは文化について学ぶことが大事だと思います。フランス人は文化を知っている人に敬意を持って接してくれます」

 

──新型コロナウイルスの影響は?

 

「スコットランドではそこまで規制が厳しくなく、ジムも近いので厳しい練習を行っています。万全のコンディションで日本へ行きたいです。そして、様々なことを学んでいく中でも、チームの共通言語を学ぶことが先決だと考えています」

 

──NTTコミュニケーションズの事業に興味があるそうですが、ラグビー以外にも興味をお持ちなのでしょうか?

 

「通信インフラをはじめとする会社のビジネスについても理解を深めたいと考えています。ただ、まずはラグビー選手として契約していただいたので、そこで功績を納めてからビジネスへの理解を深めていきたいと思います」

 

──対戦を楽しみにしているトップリーグの選手はいますか?

 

「トップリーグにはワールドクラスの選手がたくさんいます。対戦したいと言うよりは、その前にチームメイトを知ることにフォーカスしたいと考えています。特にアマナキ・レレィ・マフィと一緒にプレーできることを楽しみにしています」

 

──日本ラグビーの印象はどのようなものでしょうか?

 

「ボールポゼッション、アタックのマインドなど、日本のラグビーのスタイルは素晴らしいですね。優秀なコーチが揃っていることもその一因だと考えています。私にとっても大きなチャレンジですが、アタックで貢献できればと考えています」

 

──来日の予定は?

 

「9月の後半から10月にかけてを考えていますが、調整中です。チームと相談してベストのタイミングを決めたいと思います」

 

──契約年数は何年でしょうか? また、日本でキャリアを終える予定なのでしょうか?

 

「契約は2シーズンです。その間、さらなる成長を遂げてラグビーに対する理解度を深めたいと考えています。2シーズンを終えたら引退に向かう可能性はありますし、日本で引退する可能性はあると思いますが、まずはベストなコンディションで戦うことに集中したいです」

 

──チームの施設はいかがですか?

 

「エクセレント。昨年、スコットランド代表で施設を使いましたが、フィールドもジムもリカバリーの環境もワールドクラスです。自分の仕事場は施設になるので、毎日出勤するのがな楽しみですし、向上する上で力になると考えています」

 

──クレルモン時代によきライバルだったリヨンからリアム・ギル選手もやってきます。

 

「特別なエピソードはありませんが、地理的にも近くダービーマッチとして対戦してきました。彼もすごくいいプレイヤーでジャッカルが素晴らしいと思っています」

 

他にも「好きな食べ物は豚骨ラーメン」など、どのような質問にも誠実に答える姿勢にレイドロー選手のキャラクターが表れていました。来季のトップリーグに向けてファンは早くも胸を躍らせています。