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サクラフィフティーン、南アフリカに10-20で敗れ1勝1敗に

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1年の延期を経て2022年10月に開幕するラグビーワールドカップ2021(女子大会)に出場する、「サクラフィフティーン」の愛称で知られる15人制女子日本代表。大会本番を前に強化が進んでおり、5月にはフィジーとオーストラリアを撃破した。7月24日(日)の「太陽生命JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022」南アフリカ戦第1戦も15-6と相手をノートライに抑えて快勝した。

 

7月30日(土)、熊谷ラグビー場で行われた南アフリカ戦第2戦は、チームのキャプテンであるPR南早紀をリザーブに下げるなど第1戦からメンバーを大幅に入れ替えて臨んだ。会場には女子日本代表史上最多の1,929人ものファンや関係者が詰めかけ、連勝への期待を膨らませながら試合を見守った。

 

前半開始早々から、サクラフィフティーンは幸先のいいスタートを切る。5分、敵陣ゴール前まで迫りFWを使いながらフェーズを重ねた末に、SH阿部恵のラストパスを受けた先発SO大塚朱紗がインゴールに飛び込み、トライ。5-0と先制に成功する。

 

前半5分、先制トライを決めたSO大塚朱紗

前半5分、先制トライを決めたSO大塚朱紗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1戦のように粘り強いディフェンスで相手にしばらく得点を許さなかったサクラフィフティーンだが、前半32分と34分、南アフリカはWTBアヤンダ・マリンガが連続トライを決めて5-12と逆転。サクラフィフティーンは7点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

 

後半も先制し、少しでも点差を縮めて連勝につなげていきたいサクラフィフティーン。しかし要所でミスが相次ぎ、チャンスを活かしきれない時間帯が続く。すると後半19分に南アフリカSOリビー・ヤンサファンレンズバーグがPGを決めて、スコアは5-15と10点差に。さらに36分、南アフリカはWTBシマンケーレ・ナンバのトライで5-20とし、勝利を決定的にする。

 

それでも最後まで攻め続けるサクラフィフティーンは後半41分、敵陣ゴール前まで迫りホーンが鳴った後もボールをキープし続け、最後はFL齊藤聖奈が直近2試合で3本目となるトライを決めて、10-20としたところでフルタイムを迎えた。サクラフィフティーンの南アフリカとの2連戦は1勝1敗という結果に終わった。

 

試合後、サクラフィフティーンのレスリー。マッケンジーHCは記者会見で試合をこのように振り返った。

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「自分たちのことを信じているのは間違いないのですが、勝った試合の後はなかなか反省がうまくできていないと感じています。勝った後にこそ反省し、勝った後にすべきことをしなければなりません。我々はまだ経験の浅いチームですので、改善していく必要があります」

 

また、PR南早紀キャプテンもHCのコメントに同調した。

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「私たちは勝って反省することがまだできていません。今、ワールドカップの前にそれを経験することができたのはチャンスだと思っています。試合内容によって自分たちの反省すべきところは相手によって変わってきますが、それを一戦一戦経験できていますので、それをできていること自体が自分たちの成長だと思っています。常に何かしら課題を感じていることは成長するために必要なことです」

 

7月の2連戦で成長と課題をに気づいたサクラフィフティーンは、8月20日、27日にアイルランド代表を日本に迎え対戦する。

 

取材・文・写真撮影/齋藤龍太郎(楕円銀河)