【抽選方法一部判明】最初のプール決定は日本代表!対戦国をひたすら待つ立場に

日付変わって、いよいよ本日です。ラグビーワールドカップ2019のプール組分け抽選会。17時から京都迎賓館で行われます。

 

これまでイングランドとアイルランドでのみ行われてきたワールドカップの抽選会。今回初めてその2カ国以外で(それも日本が世界に誇る古都で!)開催されます。初のホスト国となった日本代表をはじめ、前回のワールドカップのプール戦で3位以上になったチームを世界ランキング順に3つに分類した(バンド1〜3)強豪国、および現在予選中のエリア計20チームのプール分けが決まります。

 

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日本代表はバンド3。バンド1と2の各1カ国、およびバンド4と5の各1カ国(予選前)と対戦することになる。

 

バンド1〜3は以前にもお伝えした通りで、同じバンドのチームと同じプールになることはありません。つまり日本代表はアルゼンチン、ジョージア、イタリアとは同じプールにならないことが決まっています。そしてバンド1と2はどこを取っても強豪ぞろい。バンド2に南アフリカがいるのも不気味です。

 

さて、開催国はこれまでプールAに入るケースが主流でしたが(2011年大会のニュージーランド代表、2015年大会のイングランド代表はともにプールA)、今回の日本代表はそうはならないことが昨日のメディアブリーフィングで明らかになりました。

 

最初に日本代表がA〜Dいずれかのプールに入る抽選が行われ、その後はバンド5、4、3、2、1の順に抽選が進められていくのだそうです。つまり日本代表はどの国と対戦するかをひたすら待ち続け、受け入れ続けていくような形になるわけです。

 

ゲストのレスリング金メダリスト吉田沙保里選手やその他のゲストがどのバンドのくじを引くかは未定だそうですが、後から日本のプールに入ってくる国のくじを引くという「大役」を担うことになるのかもしれません。

 

抽選会の前夜、日本代表ジェイミー・ジョセフHCはこう語りました。

 

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平常心でコメントする日本代表ジョセフHC。元ニュージーランド代表でもあるが、対戦を希望する国はないと断言している。

 

「明日に向けてエキサイティングな気持ちです。(選手たちも)みんな同じ気持ちだと思います。明日を皮切りに情報が一つ高まり、我々もそこに向けて方向性を決めて実行していく段階に入ります。私が個人的に対戦したいという相手はいません。ひとつ言えるのは、我々はどんなチームと当たっても最低でも2カ国の手強いチームと戦うことになりますので、どこと対戦することになっても大きなチャレンジになります。それは乗り越えなければいけないものです」

どこと当たりたいなどという願望はない。どんな組み合わせになってもあくまでチャレンジャー。そんな姿勢が見えるコメントでした。

 

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その後、抽選会の前夜レセプションが京都市内のホテルで盛大に行われ、ワールドラグビーのビル・ボーモント会長(元イングランド代表)、アグスティン・ピチョット副会長(元アルゼンチン代表)、ブレット・ゴスパーCEOをはじめ主要チームのヘッドコーチ、日本の開催都市の代表者らが大集合。日本らしく全員で鏡開きを行い、世紀の祭典の始まりにふさわしい会となりました。

 

中央でピースしおどけるのがピチョット。アルゼンチンの英雄だ。

中央でピースしおどけるのがピチョット。アルゼンチンの英雄だ。

 

 

明日お伝えするのはどんな組み合わせでしょうか。ワールドカップ公式サイトでライブストリーミングが、J SPORTSで生中継が、NHK(シブ5時)、日本テレビ(news every)などでリアルタイムな報道があるそうなので、平日ですが可能な限り生で抽選の模様を見守りましょう。

 

<取材・文・撮影/齋藤龍太郎(楕円銀河)>

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